広島の原爆投下から72年になりました。
昨年、アメリカのオバマ前大統領が訪日しました。
別に謝罪をしたとか、そういうことはありませんでしたが、これは大きな衝撃だと思いました。
大量破壊兵器を民間人に向けて使用するというのは、当時すでに禁止されていたことです。
いい変えると立派な「戦争犯罪」です。
だからアメリカは(表向きは)正当な理由を用意して攻撃をします。
では日本が原爆の標的になった理由は?
よく聞かれるのは「日本を早く降参させるためだった」って理由ですね。
でもそれだけで正当化するにはちょっと強引な気がします。
ですから、日本が降伏しGHQが占領した際には徹底的に日本(とドイツ)を悪者に仕立てあげました。
本当の理由はもっと単純です。
「やってもやり返されないから」です。
6月の沖縄戦を最後に、これ以上日本は戦争続行出来ないということをアメリカは知っていました。
だから後はいかに戦争を終わらせて、その後敗戦国をどう料理するかを考えていく段階でした。
ですが事は悠長なことを言ってられません。
ソ連がいたからです。
この第二次世界大戦ではイギリス、フランス、オランダなどは植民地を失い、大きく疲弊しました。
しかし元気な国も残りまして、それがソ連です。
この戦争が終わればアメリカかソ連か、どちらが上に立つか?
日本人のようにみんな仲良くなんて考えはありません。
白人は基本的にどちらが上か下かを考えます。
少しでも優位に立たなければならない。
新型爆弾の威力を見せつける必要がある。
そのためには、これを使ってもやり返されないところ・・・。
それが日本に原爆を使った理由です。
だからアメリカは絶対に謝罪をすることは出来ません。
罪を認めてしまうからです。
でもオバマ前大統領が、もしかしたら謝罪してしまうんじゃないだろうか?と、アメリカの高官達はピリピリしてたと思います。
黒人ですしね。
アメリカの黒人はアメリカ国民ではあるものの、第一次世界大戦後に「人種差別撤廃」を唱えた日本を応援してくれてたんですね。
例え謝罪はしなくとも、被爆者と会話する姿は、なんとも言えない気持ちでした。
とりとめのない話になりましたが、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
もう少し書きたいことがありますが、それは9日にでも。