今日は長崎に原爆が投下された日です。
広島とは違うプルトニウム型。
なぜこの2つは違う型なのか?
なんのことはない、実験だったからです。
ウラン型とプルトニウム型で起爆方式も違うし威力も違う。
だから爆発の規模や範囲や放射能汚染の影響など、データを取る必要がありました。
核実験を行えば大体のことは分かります。
ただ一つ、どうしても分からないことがありました。
それが人体への影響です。
沖縄戦が終了し、大和は沈み、制空権は取られ、日本は降伏へ動き出しました。
原爆が投下される前にはソ連を通して降伏の意思を示しています。
しかしアメリカ(トルーマン)は戦争が終わると実験が出来なくなると思い、これを無視します。
戦後を考えると、ソ連は味方だったけど力もあり油断なりません。
軍事力として一歩先に出ておきたい。
そして何より、この時の日本に新型爆弾を使っても、絶対に反撃されないし、相手(日本人)は猿だから、人じゃないから使用してもいい。
いや!むしろ使うのは今しか無い!
…こうして戦争を早く終わらせるためとかいうご大層な理由で堂々と使用されました。
アメリカは恐れています。
日本に仕返しされることを。
ばかばかしい。
そんなこと考えてはいない。
日本人が一番に考えているのは犠牲者への冥福を祈ることだ。
自惚れるのも大概にして欲しいものだ。
そもそも恐れるくらいなら使わなければ良かっただろうに。
アメリカにとっての誤算は、戦後日本がアメリカに次ぐ経済大国にのし上がって来たこと。
一面焼け野原にしたにもかかわらず、わずか数十年で他のどの国よりも復興した日本。
確かにそれは脅威かも知れない。
白人の常識だと力があればやり返される、と言うことなのだろうが、それは日本を甘く見すぎというもの。
日本人が一番して欲しいことは、犠牲者への冥福を祈ること。
アメリカ人にもそれをして欲しい。
ただそれだけ。
あれは正しかったとか仕方なかったとか、そんなのはどうでもいいんだよ。
正義か悪かの話などでは無くて、落としたことは事実で、それは変わらない。
ただ鎮魂を願う。
日本人が願うこと。