つまらない仕事のはなし。
とある焼結炉。
いくつかある内の1つの温調計の数値(温度)が安定しない、とのこと。
これは後輩のM君が依頼されたのですが、何やっても変わらなかったとのこと。
温調計交換したのはもちろん、熱電対抜いて入れ替えてみたり隣の温調計と入れ替えてみたりサイリスタ換えたり、とにかく何してもその温調計だけ数値がおかしい。
温度が上がらなかったり上がっても下がったり…。
その次の日、先輩のAさんも対応したけどその日は解決せず…。
週明け、私も参戦したけどよく分からず。
…と思いきや、熱電対から直で温調計に入っているのではなく、一度記録計を経由している配線であることが分かりました。
…ダメ元で直で温調計に入れてみるか。(´-ω-`)
記録計の接点を緩めてると、端子の裏側のマークチューブがほんの少しだけ破れているのを発見。
そこに触れてるであろう下の端子にうっすらと焦げ目が…。
…十中八九これじゃね?( ̄▽ ̄)
上下に重なるように熱電対の配線を入れる仕様のため、上と下が接触しやすい。
すると短絡する。
これの絶縁を直してやると、ビンゴ!
数値が元に戻りました。
よくよく聞くと温調計や記録計の校正のためにこの辺の端子を緩めたりしたようで、たぶんその時にやってしまったのではないかと。
まあそれはしょうがないかも知んないけど、
何度目よ?(´-ω-`)
まあ、またこうやってネタになるのでした…。